家庭教師になってみての意外な発見
家庭教師として働いていたことがある。私は少し人見知りをするところがあるので、はじめは不安だった。しかし仕事だと思えたからか、人見知りでそれほど困ることはなかった。家庭教師として余裕がなかったということもあるだろう。そしてそんな私の一番の発見は同じように人見知りをする生徒の場合、とても気が合うということである。
塾は今乱立しています。他の塾と同じことをしていては淘汰されてしまいます。塾講師はいろいろと頭をひねって生徒と保護者を満足させる術を考えなければいけません。そこで私が考えたのは早朝特訓です。試験の当日の朝、塾に生徒を呼んでテスト対策をしてから学校に送り出すという企画をしました。これがとても好評でした。塾講師はだいたい午前中は寝ていて夕方から活動するのですが、テストの日は早起きしなくてはならず、自分で企画したもののとてもつらかったです。
◇避難でちりぢりの教え子たちが近況報告
携帯電話には、さまざまな制服に身を包んだ教え子たちの写真がある。東京電力福島第1原発事故のため、福島県双葉町にある町立双葉南小学校の林香世子教諭(45)は、受け持っていた6年生を卒業式で送り出すことができなかった。避難先で中学に進んだ教え子たちは、真新しい制服に身を包んだ姿をメールで届けてくれた。今はちりぢりだが、いつか同じ制服を着て地元の中学に通える日が来ることを祈っている。【山本健太】
「先生会いたいよ」。林さんの携帯電話には、連日のように教え子たちから電話がかかり、メールが送られてくる。避難先は、県内ほか新潟、群馬、埼玉、千葉、富山。ばらばらに避難した6年2組21人のうち、12人からは制服姿の写真が送られてきた。見慣れない制服を見ると、無事進学してくれたうれしさと、地元中学校の制服姿を見たいという思いが交錯する。
「今日はサッカーを見てきた」。その日の出来事など近況報告が途切れることはない。努めて明るく振る舞っているようでも、話していると寂しさを隠せない子もいて、切なさが募る。
「卒業式がしたい」。そう口にする教え子もいる。3月24日に予定されていた卒業式では、保護者への感謝の気持ちを込め、「旅立ちの日に」を合唱するはずだった。懸命に練習する児童たちの姿が目に浮かぶ。
林さんは5月から、児童の心のケアのため、双葉南小の児童も転入している猪苗代町内の小学校に移った。中学1年の息子と小学5年の娘を埼玉県内の妹宅に預け、小学校教諭の夫と会津若松市内の学生向けマンションで生活する。
今月、双葉南小に通っていて今は林さんが勤務する学校に転校してきた5年生の女児が「双葉に帰りたい」と泣きじゃくった。自身の願いもこの子と同じだ。
携帯電話を持っていなかったり、避難所暮らしで話ができない子もいる。「一目会って手を握りしめたい」。そんな思いを込めて、全員にあてて手紙を書いている。
◇「震災遺児に支援を」
【ニューヨーク山科武司】毎日新聞の記事をきっかけに、東日本大震災で親を失った子供たちを7月の長野県でのサマーキャンプに招く計画が持ち上がり、日本語を母語とする在米の子供らが19日、米ニューヨークで街頭募金を行った。
国連インターナショナルスクール(UNIS)で、放課後に日本国外で生まれ育つ日系人の子供らに日本語を教える大山全代(まさよ)さん(64)のもとに日本から、UNISの活動を報じた3月26日付毎日新聞(夕刊)が届いた。新聞には、津波で母親と4月誕生予定の妹を失い、父親も行方不明となった小学4年生、高橋さつきさんの記事もあった。
授業で取り上げたところ、児童たちは同じ年頃の子供の境遇に驚いた。「自分らでできることを」と考えたのが、大山さんたちが05年から開催するキャンプへ被災地の遺児を招く費用を集めることだった。
キャンプでは、世界各国から日本語を母語とする子供が集まり、キャンプ先の長野県阿智村浪合で地域の人々と触れ合い、日本文化を体感する。今年は7月8〜28日に開催される。日本の学校の多くが夏休みになる同月21日から28日まで、被災地の遺児5人を招待したいという。
募金は、キャンプ経験者を中心にフランス、ニューヨーク、ロンドン、東京の中学3年、高校1年の7人が友人らに呼びかけている。19日は約10人がニューヨーク一の繁華街、タイムズスクウェアや5番街で道行く人々に協力を訴えた。
キャンプでリーダー役を務める中3のフミヤ(文矢)・ダショス・デュフレーゼンさん(15)は5歳で米国人両親の養子となり、10歳でニューヨークに来た。「孤児だった自分の経験が被災した遺児の役に立てばうれしい」と言う。
大山さんは「遺児の心のケアに役立つと判断して利用してもらえればうれしい。来年以降の参加も歓迎だ」と語る。
キャンプの問い合わせはcampnamiai@earthlink.net
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大型の台風5号は26日午後、朝鮮半島西方の黄海を、九州の一部を風速15メートル以上の強風域に巻き込みながら北上した。気象庁によると、台風に向かって湿った空気が入るため、九州と四国では27日にかけても大雨の恐れがある。
一方、東北地方では梅雨前線の影響により、27日朝にかけて南部を中心に大雨となる見通し。1時間に20ミリの強い雨になる地域もある。これまでの地震や大雨で地盤が緩んでいる所があり、同庁は警戒を呼び掛けた。